Material 素材について

機能素材を扱う私たちが出した答えの一つ。それが、自然の力で地球に還るという特性を持つポリエステルです。

とても特殊な素材である為、私たちもまだすべての素材にこの技術を使うまでに至っていません。 でも、私たちは出来る所からすでにこの新しい取り組みを行い始めています。


機能素材とは

私たちが主に扱う機能素材とはナイロンやポリエステルといういわゆる化繊です。 生活する上で、また過酷な環境下で命をつなぐ上で今や必要不可欠な素材です。 エベレスト登頂や南極大陸横断、早く泳ぐ手助けや、紫外線を防いでくれたり 体を温めたり、時には冷やしてくれたり。

またこれら以外の機能として、例えばポリエステル。
その強みは速乾性に優れ耐久力の高さも魅力の素材です。結果、繰り返し洗濯をしても 型崩れが起きにくく、縮みも少ないので購入したときの状態を保ち、長く着続けられる 事が出来ます。それはサステナブルという考えにとって、とても大切な要素です。 代用品として誕生した化繊ですが、今ではその機能を大きく上回る進化を遂げました。

本当にこのままで良いのか

安価で大量の商品を販売し消費する「大量消費型」が現代では主流となっています。
多くの人の需要を支える為には必要な事です。ですが現在世界中で使われる産業水の使用量 ランキングにおいてファッション業界は第2 位、海洋汚染の20%を引き起こしているという話し もあるほど地球に与える負担は大きいとされています。また消費された先には必ず廃棄という 工程が存在します。燃焼での廃棄、またリサイクルも日々進化していますがこれらも決して 完全な物でもありません。



私たちが目指す所

天然素材の中でも特に高機能を持つ優れた素材は存在します。しかし、それは大変多くの 資源と時間を必要とし、とても希少で高価な物です。ですから必要な人に十分な供給が 出来ません。このバランスを保つ事にも化繊は役立っています。

バランスはこれら環境や価格の事だけでもありません。
やはり衣料として” 風合い” はとても重要です。肌に近い物だから、普段でも着たいから。 タビタリウムはオーガニックコットンなどを組み合わせる事で, より優しく自然な肌触りを、 また化繊ならではの個性的な表情でもある、しっかり感・パリッと感・透け感など、これらや リサイクル素材も含め” 楽しさ” と考え、様々な開発に取り組んでいます。